新型kyashカードについてのコメントメモ


●このカード、注目ポイントは?無刻印とは?
・番号無刻印はApple Cardで注目され、日本でも表面に番号を書かないクレカが注目されている。ただし日本の場合は裏面に番号が印刷されている
・日本では二例目(三井住友のVISAカードが最初) 

・無刻印であればカード番号撮影などによるスキミング被害が減る
偽造もしにくいためセキュリティが高まる
・特にVISAタッチの非接触決済であれば、そもそもカード番号を読み取る必要がないカード番号を大きく表示する必要はない
・そのため今後は番号無刻印・表示なしが主流になることが期待されている

・ただしまだ海外の一部ではインプリンタよばれる複写式(凹凸の番号を読み取るもの)があるので使えないシーンもあるかもしれない

●流行ると思うか?
・注目は「プリペイド式クレジットカード」でVISAタッチが使えること
・三上も現在のKyash(Lite)のヘビーユーザーで、毎月制限いっぱいの12万円をフルに利用
・ポイントマニアの御用達カード
Kyash+通常のクレジットカードの組み合わせで2重取りできるため
仮に還元率1%のカードと比べればkyash1%と合わせて2%になる
・kyashはアプリだけでプリペイドクレカが作れるユニークなサービス
アベプラに社長が出たこともあります
・ポイントマニアには流行するだろう

●なぜ、トレンド入りしたと思う?
・kyashはヘビーユーザーが多いため、このカードを待ちわびていた人が多かった
発表自体は昨年の秋にされており、今回申し込みがスタートした
・無刻印ということが注目された
・ややしくみが理解しにくいためツイートが増えた

●このカードについて、何か不安な点はありますでしょうか?

・カード自体の不安としては改悪が続いていること
当初は2%還元だったが1%に改悪
Suicaチャージもポイントが付いた(今ではNG)
ただし当初から大盤振る舞いだったので改悪も仕方のないところ
・現在のカードも900円の手数料がかかるとは言えヘビーユーザーには痛くも痒くもない金額(1ヶ月でもとが取れてしまう)
・なので現在でも大盤振る舞いであり、今後の改悪(ポイント付与率低下)があるかもしれない
・もともと小さな会社なのでサーバーも貧弱で今回も人気集中で落ちぎみ
三上もまだ申し込めていない
小さな会社であることは不安材料ではある
他社に買収されたら還元率が落ちるだろうなあという不安

●ポイント還元に対し、危惧するツイートもあるが
・元々が12万円制限があるカード
・今回は決済が30万円まで行けるがポイントは12万円分(1200ポイント=1200円)が限界となっている
・いわゆるクレジットカードとは違うので高額な買い物には向いていない
あくまでプリペイド式のクレカ延長版
・なので高額な買い物でポイントが付かないのは仕方ない
・3Dセキュアはもともとない
3Dセキュアとはネット決済でカード会社サイトで本人確認するしくみ
ネット決済の安全性を高めるのに必要なもの
そのためKyashでは一部のECサイトは使えない
・Kyashはメインカードとして使うものではないので特に問題はない
ECサイトはメインカードを使えば良い

●ポイントによって発行手数料が実質無料とのツイートもあるが?
・Kyashは他のクレジットカードを登録することでKyash決済→登録されているクレジットカード決済になるのが主流の使い方
・つまり中継用に使うものであり、マニアはポイント二重取りとして使っている
・そのため900円の手数料は9万円決済すれば元がとれて、あとは全部プラスになる
・マニアにとっては大したお金ではない(実質無料ではないが)

●kyashがトレンドに急に食い込んできたんですが、なぜkyashはこんなに人気なのでしょうか?
・ポイント二重取りなどお得なカードであるため
・同様のサービスは他にない
・プリペイド式であるため審査なしで発行できる
・Kyashの知名度は低いため、今回のニュースで初めて知った層もツイートしている
無刻印・ポイント付与率などで反応している

●アプリからリアルのカードに手を伸ばしたことの狙いは何でしょうか?
・リアルなカードも初期から発行されている(今回で言うLite)
・アプリだけでは実店舗で決済できる店が一部に限られてしまう
そのためリアルカードが発行された
・VISAタッチへの対応
今後主流になるであろう非接触決済に対応
非接触クレカはとても便利であり今後ユーザーも増えると思われる

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ITジャーナリスト・三上洋



セキュリティ、携帯電話・スマートフォン、携帯電話料金、ライブメディアのライター・ジャーナリスト。文教大学情報学部非常勤講師
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