小6女子誘拐事件に関連して「子供とSNS」についてのメモ


2019年11月に起きた小6の女の子が大阪から栃木に連れ去られた事件についてのメモをアップしておきます。単なる箇条書きですみません

●そもそもTwitterは13歳未満は規約上NG
   2018年から改正されており13歳未満はBANに

●なぜ子供がSNSで知り合った人についていくのか
・未成年のTwitter利用が増えている
   各種データ調査あり
   LINE離れ:現実の人間関係が反映するLINEは窮屈
     多すぎるグループで「誰が言った言わない」などの面倒さがある
・自由に使えるTwitterを積極的に利用
   表アカ、趣味アカ、裏アカなど
     裏アカは現実世界の人には誰も教えずネットだけの友人が多い
・本音を言える裏アカで愚痴や悩みを言える
   親子関係の悩み、学校の悩み
   しにたいなどの病みツイートもできる
   決してマイナスではない。つらいことを吐き出せる場所として重要
     裏アカを止めるべきではない
・しかしツライ・しにたい・家出したいを検索している悪意を持った大人がいる
   Twitter検索で「家出」「金がない」「死にたい」を検索
   「わかるよー」「話聞くよ」などと同情・支援
   未成年も聞いてもらえるので反応してしまう
   DMで相談、それが発展し「会おう」「お金上げる」「うちにおいで」になる
・未成年は警戒しながらも話を聞いてもらえることで心を許してしまう
・座間の事件では誘う男側が同じ境遇であることを演出して近づいた
   「しにたいのは俺も同じ」などとして家に誘い込んだ

●オンラインゲームで濃い人間関係ができることからの問題
・今回の事件とは関係ないがオンラインゲームでの交友関係が焦点になることも
・2019年2月にはFPS「荒野行動」で22歳女性が福岡の12歳男児と会って問題を起こす事件
・オンラインゲームではボイスチャットが一般化
   チーム戦などがある荒野行動やPUBG等ではボイスチャットが当たり前に
   ボイスチャットで長時間一緒にいるために心理的ハードルが下がる(仲良くなる)
   ゲームを通じて恋人を作るのは当たり前、ネット上の結婚も
・その状況を知っている悪意のある大人が未成年を狙って入ってくることも
   「荒野行動には未成年が多い」「スプラトゥーンには女子が多い」などと狙う
   ナンパや未成年との交際を求めてゲームに入ってくる悪意のある大人がいる
・もしくはネット上の恋愛関係の破局からストーカー行為に発展する場合も
・特に人間関係が濃く出てしまう人狼系のゲームで起こりがち
   2019年11月に起きた新潟の殺人事件は人狼での出会いがきっかけとの報道も
・オンラインゲームでよく使われるチャット・メッセンジャー「discord」(ディスコード、通称ディスコ)でのトラブルも
茨城の事件はdiscord経由ではないかとの憶測も(あくまで憶測)

●親ができる対策
▲端末での設定
・ペアレンタルコントロールかフィルタリング
・フィルタリングは携帯電話会社など企業が提供する対策
   アプリやサイトをジャンル分類し、ジャンルごとにNG・OKを決めるしくみ
   小学生・中学生・高校生・高校生プラスと4段階で年齢別に制限をかける
   18歳未満は義務化
   ただし携帯電話会社にとっての義務化であり親が拒否すればなしでもよい
   またアプリ内ブラウザはフィルタリングが聞かないなどの抜け穴もある
https://www.eagle-inc.jp/kids-smartphone/kids-line-trouble-not-work-filtering/
   利用率は30%前後。各種データあり。内閣府による「かけない理由」の調査も
https://www8.cao.go.jp/youth/kankyou/internet_torikumi/kentokai/42/pdf/s2.pdf
・ペアレンタルコントロールは親が設定するもの
   iPhoneでは「スクリーンタイム+ファミリー共有」
   Androidでは「Googleファミリーリンク」
   親が子供のスマホ利用時間・利用時間をチェックできる
   時間制限ができる(夜10時以降はNGとか、アプリは1日2時間とか)
・どちらでもよいが親がコントロールしやすいペアレンタルコントロールが現実的かも

▲親がスマホやSNS、アプリの最新状況を知ることは不可能。どうする?
・親も学校もSNSの最新状況、新しいアプリ・サービスに付いていくのは無理
   三上でも限界あり。子供に聞いている状態
・親がすべてをコントロールするのはあきらめて「子供へのインタビュー」をおすすめ
   子供に「今何がはやっているか」「面白いゲームは」と親が聞く
   同じアプリを使ってみてもよい
・この「子供の話を親が聞く」ということがプラスになる
   子供は自分が話すことで親とのコミュニケーションによって親への信頼アップ
   問題行動を起こす心理的ブレーキになる(親と話してるしなあ)
・そこで役立つのがペアレンタルコントロールの使い方を覚えること
   ペアレンタルコントロールは設定がなかなか難しい
   どのアプリをどうやって設定するか
   その設定自体は子供と話し合う
   このアプリはどれだけ使うの?面白い?勉強に支障でない?とか
・ペアレンタルコントロールを設定するために話しあうことに意味あり

▲反抗期になってしまったら話し合い不可能。どうする?
・中学生後半から高校生は反抗期で話し合いが難しい
・強制したり禁止しても逆効果のことも(有効な場合もあるが)
・そこで親が見るべきは「お金」と「時間」
・「お金」お小遣い以上に金遣いが荒くないか?
   SNSなどで知り合った誰かからお金をもらっていないか?
・「時間」学校・クラブ・塾以外の外出時間は長くないか?
   SNSやオンラインゲームの知り合いと外で遊んでいないか?
・コミュニケーションが理想だができない場合は「子供の変化」をよく見ること

▲学校のリテラシー教育
・小学校、中学校、高校、大学でのネットリテラシー教育は行われている
   系統だった資料でのネット安全教育はすでに実施されている
   ただしそれを聞いているか・実践しているかは別問題
     (親も自分の子供時代の学校教育すべて実践してませんよね?)
・学校に頼るのは無理。ネットの安全利用は親に責任がある
・上記のことを親が実践できるようになりたい
   SNSやスマホに詳しくなくくてもよい。子供とスマホについて向き合うことが重要

▲参考サイト
・子供とネットを考える会
https://www.safewebkids.net/

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ITジャーナリスト・三上洋



セキュリティ、携帯電話・スマートフォン、携帯電話料金、ライブメディアのライター・ジャーナリスト。文教大学情報学部非常勤講師
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