[解約料2] NTTドコモ「いちねん割引」の注意ポイント


==2006年10月13日追記==
番号ポータビリティの手数料・解約料は下記の記事でまとめています。
最悪1万5千円超えも。番号ポータビリティ手数料+解約料まとめ
=============
前回の[解約料1] 移行前に注意!年間契約のキャンセル料で、携帯電話の年間契約割引でのキャンセル料全般の話をまとめました。
今回はNTTドコモの年間契約割引「いちねん割引」と、番号ポータビリティで移行する場合の注意点を見てみましょう。

「いちねん割引」には(旧)と(新)の2種類あり

NTTドコモは2005年11月に新料金プランをスタートさせています。この新料金プランでは大幅なシステム変更が行われましたが、実は番号ポータビリティへの布石が密かに加わっています。その一つが年間契約割引サービスである「いちねん割引」のキャンセル料変更です。

ちょっとわかりにくいので整理をしておきましょう。
●「(旧)いちねん割引」と「(新)いちねん割引」の2種類がある
●旧プラン加入者は「(旧)いちねん割引」が適用される
●新プランに移行すると自動的に「(新)いちねん割引」となる
●一度新プランにすると、旧プランには戻れない
●手続きをしていない人は旧プラン・(旧)いちねん割引のまま

今までいちねん割引に入っていた人が、新料金プランに移行すると自動的に(新)いちねん割引になります。(新)いちねん割引は(旧)いちねん割引に比べて、大幅に割引率がアップしており、最大で10%も割引率が高くなっています。(旧)いちねん割引では6年を過ぎると割引率が15%で頭打ちでしたが、(新)いちねん割引ではそれ以降も伸びつづけ10年超で25%になります。長く使うほど基本料金プランが安くなるもので、CMでも加藤あいが盛んにPRしています。
ただし弊害もあります。それは解約時のキャンセル料がアップしていること。NTTドコモを継続して使う分には一切払う必要のないものですが、番号ポータビリティなどで解約する場合にはキャンセル料が発生してしまいます。下の表がキャンセル料一覧です。

NTTドコモ「いちねん割引」のキャンセル料(解除料)
会社名 年間契約サービス 1年未満 2年未満 3年未満 5年未満 それ以降
NTTドコモ 旧プラン「(旧)いちねん割引」mova 3,150円 1,050円 なし
旧プラン「(旧)いちねん割引」FOMA 4,830円 1,680円 なし
新プラン「(新)いちねん割引」共通 3,150円

(旧)いちねん割引は1年めこそ高いキャンセル料が発生するものの、それ以降は下がり5年以上ならキャンセル料なしとなります。5年超なら無料で解約できるのです。とても良心的な契約内容でした。
しかし残念なことに新料金プランの(新)いちねん割引では、5年以上でもキャンセル料が発生します。永遠にキャンセル料が発生するわけで、実質的な値上げです。3,150円ですからそれほど痛い金額ではありませんが、気分的にイヤなものですよね。
このキャンセル料値上げは番号ポータビリティ対策の1つと考えていいでしょう。長期利用者の割引率を高めることでユーザーを継続利用させ、さらにキャンセル料で解約を阻止しようという考え方です。

1年のうち2ヶ月間はキャンセル料不要

前回の記事でもまとめたように、下の図のように「契約更新月」に解約すればキャンセル料は発生しません。NTTドコモの契約更新月は、1年のうち2ヶ月間(契約満了となる12ヶ月めと翌月の1年1ヶ月め)が設定されています。他社は1ヶ月のみですし、ボーダフォンのハッピーボーナスに至っては2年に1ヶ月しかありませんから、NTTドコモは良心的です。
番号ポータビリティ

もしNTTドコモをやめるつもりがあるなら、自分の請求書でいちねん割引の契約期間を見てください。12ヶ月めと1ヶ月めに辞めればキャンセル料は不要です。
また1年以内にNTTドコモを辞める事がハッキリしていれば、事前にいちねん割引だけを解除するという方法もあります。ただしこの場合、基本料金プランの割引額が下がってしまいますから、損得を計算する必要あり。面倒な人は3,150円を払ってしまったほうがいいかもしれません。

あえて旧プランのままでいた方がいいかも?

また番号ポータビリティで他社へ移行しようと考えているなら、旧料金プランのままで続けたほうが無難かもしれません。新料金プランにすると自動的に(新)いちねん割引となり、キャンセル料がアップしてしまうからです。特にいちねん割引加入が5年を超えている人は、旧プランならキャンセル料ゼロだったものが、新プランにすると3,150円かかることになってしまいます。もちろん契約解除月ならキャンセル料はかかりませんが、そんなにうまくタイミングが一致することは少ないでしょう。
NTTドコモの新料金プランは、加入するプランや利用量によって値下げにも値上げにもなります。新プランにすると値上げになるという人は、(新)いちねん割引のキャンセル料の問題もあるので、今までの旧プランを使い続けたほうがいいでしょう。

たかだが3,150円の問題ではありますが、気分的にキャンセル料を払うのはイヤなもの。可能であれば契約更新月を狙って移行することを考えてみるべきです。
●本サイトの参考記事
[解約料1] 移行前に注意!年間契約のキャンセル料
[解約料3] au 年割とMY割の契約解除料
au MY割と3ヶ月くりこし 気になる料金動向


●参照サイト
(新)いちねん割引のサービス内容
(新)いちねん割引 | 料金・割引 | NTTドコモ
(旧)いちねん割引のサービス内容
いちねん割引 | 料金・割引 | NTTドコモ
新料金プランと旧料金プランの比較はこちらで
ぴったり料金プラン診断

Comments are closed.

ITジャーナリスト・三上洋



セキュリティ、携帯電話・スマートフォン、携帯電話料金、ライブメディアのライター・ジャーナリスト。文教大学情報学部非常勤講師
Twitter:mikamiyoh
Facebook:Yoh Mikami
電話番号・メールはこちら

Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project. ログイン