本を安く買う:6%割引10%割引で新刊・DVD購入


 新刊書籍や雑誌を安く買うする方法をまとめます。前半でネット通販のアフィリエイトで自分買いをする方法、後半でその他の5%割引となる方法をリストしました。


9/13追記:文教堂書店の株主優待カードの写真と家族利用の方法を追加しました。
9/13夜追記:ルミネ5%・10%OFF、ベネフィット・ワン株主優待10%5%OFFを追加
9/14追記:ベネフィット・ワン株主優待情報訂正、三井住友マイ・ペイすリボのリボ支払額変更方法を訂正
9/15追記:バリューコマース+bk1の6%テク、楽天のディープな10%オーバー、コアマガジンの「愛読者シール」6%テク追加
9/16追記:boox(ブークス)5%ポイント、bk1での1万円まとめ買い1,000円バック、再販制度についての感想などを追加

最低でも6%OFF、最大10%お得に本を買う

本を安く買う
 筆者は小説オタクで、1ヶ月に平均して10冊から15冊は新刊・文庫を買っちゃいます。たぶん1ヶ月で1万5千円程度は使ってるんでしょうか。貧乏な私にはシンドイ出費なので、1円でも安く買う方法を、それはもう丹念に研究しました。その結果もっともお得と判明したのが、以下の方法です。

・通販サイト「boople」を使う(ポイントで1%割引)
・自分のサイトからboople経由で買うする(アフィリエイトで5%現金還元)
・ポイント付与率の高いクレジットカードで決済(ANA-VISAカード:ANAマイルで2%還元=筆者にとっては4%還元と同じ)
●ポイント1%+5%現金+4%マイル=新刊・CD・DVDが10%お得に買える!

 準備に手間のかかる方法ですが、一度用意しちゃえば、あとは簡単で手間はかかりません。amazonで買うのと同じ手順で、新刊でもCD・DVDでも6%割引+α(マイレージ)となります。自分のサイトが必要ですがサイトがない人は、このために無料ブログを開設してもいいでしょう。

自分購入OKのboopleアフィリエイトを利用

 アフィリエイトに抵抗感がある人もいるかもしれません。しかし今回の方法は自分で買うのが主な目的ですから、大々的に広告を貼る必要はありません。どこかにひっそりと検索ボックスを作るだけでいいのです。

boople
 本・CD・DVDの通販サイト、boople(ブープル)はご存じない方もいるでしょう。アマゾンや楽天に比べると、あまり目立たない存在です。しかしboopleは、本の取次である日販(ニッパン)系のオンライン書店です。日本の出版取次では、日販(日本出版販売)とトーハンが2大メジャーですから、信頼できる上に、書籍・CD・DVDの品揃えもしっかりしています。

 このboopleは、アマゾンと同様にアフィリエイトプログラムを提供しています。boopleのアフィリエイトの最大の特徴は、自分購入(自己買い)でも報酬がもらえること。つまり自分のブログやサイト経由で買ったものでも、しっかり報酬をもらえるのです。amazonや楽天アフィリエイトは自分買いはダメですから、boopleのアフィリエイトは魅力的です。

 もう一つの魅力は、1円の報酬から振込みがあること。アフィリエイトの多くは5,000円~10,000円程度の報酬が貯まらないと振込みされません。アマゾンのギフト券も、5,000円分の報酬を貯める必要があります。
 しかしboopleはたった1円からOKで、手数料ナシで、そのままあなたの銀行口座に振り込まれます。タイムラグは数ヶ月あるものの、確実に1円単位・手数料ナシでもらえるのが魅力的です。

 これはboopleのアフィリエイトが、三井物産系のLinkShare(リンクシェア)が運営しているため。LinkShareは、1円から現金振込みされるのが特徴です。とりあえずLinkShareに登録しましょう。自分のサイトを持っている必要がありますが、タグを貼れるものなら無料レンタルブログでも構いません。
 審査はあるものの、ぶっちゃけそれほど厳しくはありません。数本の記事があれば、無料ブログでもOKなはずです。

リンクシェアへ申し込み

 LinkShareの申し込み方法などの詳しい手順は、別記事本を安く買う後編:リンクシェア+boople申し込みをご覧ください。

boopleの会員登録も忘れずに。これで1%プラス

 LinkShareへの申し込みと、boopleの提携審査の方法、ブログなどへのコードの貼り付け方法は、こちらをどうぞ。 本を安く買う後編:リンクシェア+boople申し込み

これが終わると下のような検索ボックスが、自分のサイトにできます。ここから欲しい本を検索して買えば、5%の報酬がもらえるのです。


booplesearch










 次にboopleの一般会員登録も済ませておきましょう。

 boopleにはアフィリエイトとは別にポイントシステムがあり、購入金額の1%のポイントが貯まります。このポイントは1ポイント=1円で換算され、次回の購入時に割引できます。一定額貯める方式ではなく、ヨドバシやビックカメラのように、次回の買い物で即割引に使えるのでありがたいシステムです。
boople
 また会員登録しておけば、住所をいちいち入力する手間も省けます。これで準備はOK。さっそく本を買ってみましょう。

1:自分のブログの検索窓に欲しい本・CD・DVDの題名を入力
2:欲しい本・CD・DVDがみつかったら買い物カゴへ
3:さらに欲しい商品を探す(これもアフィリエートとして現金還元されます)
4:総額が税込みで1,500円以上になったことを確認(1,500円以上なら送料無料となるため)
5:クレジットカードで買う(代引きも可能だが手数料300円がかかるため無意味)
6:数日でLinkShareに実績として表示される
7:約2ヵ月後に口座に現金が振り込まれる。

こんな流れになります。たとえば3,150円の本を買うと、5%で150円の報酬が発生しますので、2ヵ月後に150円が銀行口座に入金されます。振込み手数料は向こう持ちですから、1円の報酬でも振込みがあります。また3,150円の本を買うと、1%で30円のポイントがつきます。次回の買い物で30円割引されます。小さな額ですが、本やCDを大量買いする人にはバカにできない金額です。これにクレジットカードのポイントも加味すれば、10%お得にすることも可能です。

さらにお得にするためのクレジットカード選び

ここの三井住友VISAカードを使ったマイレージ取得テクニックは、現在では使えません。マイレージの交換率が大幅に悪くなっているためです(2009年5月15日追記)。

 これでboople経由の本・CD・DVD格安購入テクはおしまいです。ただし1円でも安くとこだわるのであれば、クレジットカードを選ぶことも考慮したほうがいいでしょう。ポイント付与率の高いクレジットカードを選ぼうというお話です。

ANAマイル
 どのクレジットカードにもポイントシステムがあり、ポイントを貯めると商品券やアイテムと交換できるようになっています。ただしポイントの換算率は、クレジットカードによって異なります。多くのクレジットカードでは0.5%程度か、よくても1%前後が主流です。

 その中でポイント換算率の高さで有名なのは、ライフカードと三井住友VISAカードのANA-VISAカードでしょう。両者ともANAのマイレージを貯めるクレジットカードして有名で、いわゆるマイラー御用達のカードとなっています。ライフカードは誕生月の特典などを使えば、驚くほどマイルが貯まるようです。

 もう一つの三井住友VISAカードのANA-VISAでは、移行手数料がかかるものの、裏ワザを使うことで2%のANAマイルが貯まります。1,000円あたり20マイルが貯まり、1万マイル貯めることで1万円分の電子マネーEdyに変換できるほか、1万5千マイル貯めれば国内往復航空券を獲得できます。沖縄往復にでも使えば、66,000円程度(特割1の場合)になりますから、1マイル4円だと考えてもいいわけです。

 筆者がよく使うルートの往復は、おおむね3万2千円前後(特割1)ですので、1マイル=2円相当で計算できます。ポイント換算率は1,000円あたり40円前後、つまりクレジットカードの買い物に対して、すべて4%のオマケが付くと考えられます。

 本やCDを買うためにANA-VISAカードを作るのは無意味ですが、クレジットカードの利用が毎月2-3万円もある人なら、確実にお得になります。ANA-VISAカードの詳細は、下のカード一覧から「提携カード」→「ANAカード」でご覧ください。

三井住友VISAカード一覧
期間限定!オンライン入会で初年度年会費無料(3月31日まで)三井住友VISAカード

ポイントを2倍にする「マイ・ペイすリボ」活用

 ただし単純にANA-VISAカードを使っただけでは、2%になりません。ちょっとした裏ワザを使う必要です。

マイ・ペイすリボ
 三井住友VISAカードのリボ払いに「マイ・ペイすリボ」というシステムがあります。毎月一定額を支払うリボルビング払いの一種ですが、次のような特徴があります。

・マイ・ペイすリボ加入で、ポイント付与率が2倍(2%)になる
・リボ払いだが、当月中に支払いが完了すれば手数料・利息が発生しない
・毎月一定の支払額をカード限度額いっぱいに設定可能、毎月ネットで操作すれば全額支払える=面倒だが事実上の一回払いと同じ(9/14訂正)

 つまりマイ・ペイすリボによってポイントが倍増します。ただしリボ払いの手数料・利息がかかってしまっては意味がありません。そこでリボ払いの支払額を、カード限度額いっぱいに設定しますリボ払いの残金を、三井住友VISAのオンラインサイトから「すべて支払う」という操作をします。これによりリボ払いの設定なのに、1回払いと同じになるのです。結果として1回払いなのに、ポイントは2倍になります。

9/14追記
ツッコミでHajimepgさん(Studio H.F.F.)さんからご指摘いただきました。以前のマイ・ペイすリボでは毎月一定の支払額=カードの限度額に設定できましたが、2005年6月13日からできなくなっています。毎月の支払額は5,000円か10,000円のどちらかしか選べません。
このままだと、リボ手数料がかかってしまいますが、ウェブサイトから毎月操作すれば、以前と同じように手数料・利息なしでの支払いが可能です。ウェブサイトで毎月「すべてを支払う」の操作をすればOKです(手数料ナシ・ポイント2倍)。
操作を忘れちゃうと手数料を取られますから、Hajimepgさんがツッコミで書かれているように、忘れないようにリマインダーをかけておく必要があります。忘れてしまいそうな人は、マイ・ペイすリボを新規で申し込むのはやめたほうがいいかもしれません。リボ手数料を取られてしまっては、ポイント2倍なんて吹き飛んでしまいますから。
なお以前に設定されたマイ・ペイすリボの毎月一定の支払額は、変更しない限り、現在も有効です(実際、私も限度額いっぱいのままです)。変更すると5,000円か10,000円に落ちてしまうので、そのままで使ったほうがいいでしょう。Hajimepgさん(Studio H.F.F.)情報ありがとうございました!

なんと美味しいサービスでしょうか。常時2%のポイントが付くクレジットカードは、特殊なものを除けばないはずです。マイラーの間では「あまりに利用者に有利なので廃止になるのでは?」と言われてきましたが、数年たった現在でも問題なく使えています。

 ANA-VISAカード+マイ・ペイすリボ+支払額変更により、1,000円当たり20マイル、つまり約2%のANAマイル=現金で4%(筆者の場合)相当が獲得できます。移行手数料が1年に3,150円かかりますが、それでも十分に元が取れるでしょう。

 本・CD・DVDを買う場合も、これを使えば最強です。boopleのアフィリエートで現金5%還元、boopleの会員ポイントで1%引き、さらにANA-VISAカードで4%と考えれば、最大で10%もお得に購入できることになるのです。

ANA-VISAカードの詳細は、下のリンクから「カード一覧」→「提携カード」→「ANAカード」でご覧ください。
三井住友カード一覧はこちら

その他の5%オーバーの購入方法

 これ以外の5%を越える割引のある購入方法をまとめておきます。追加情報があれば、メールでお知らせいただけると幸いです。本を安く買う方法(サラリーマンの自由研究)、http://q.hatena.ne.jp/1139815827、http://q.hatena.ne.jp/1137157943などを参考にしました。

★文教堂書店で株主で5%引き:実は家族二人で使える!

文教堂書店株主優待
 荒技ではありますが、大手チェーンの文教堂書店の株主になるという方法があります。100株以上の株主になると、本・CD・DVD・PCソフト・ゲームソフト・レンタルCD・文具を5%引きで購入できます。文教堂書店の直営店が近くにある方は、魅力的な株主優待です。ただしクレジットカードなどとの併用はダメで、現金払いオンリーとなります。
 写真は100株以上を持っている人に送られてくる株主優待カード(Sさんご提供ありがとうございました)。これを文教堂直営店で見せることで、新刊書籍やゲームソフトなどが5%割引になります。
 株主優待カードは、1年間有効のものが、半年に1回送られてきます。つまり2枚のカードが常に使えるんですね。ここがちょっとした裏ワザで、家族での利用もOKになっています。1枚は自分が使い、半年ズレたもう1枚は妻や夫・子供などが利用できます。文教堂書店のWebサイトにも「家族の利用が可能」と書いてありますから、堂々と株主優待カードを使えます(Sさん、情報提供ありがとうございました)。

 2007年9月12日現在の株価は499円。100株で49,900円です。株価の上下によるリスクがあることを考えておいてください。
文教堂書店ウェブサイトの株主優待説明ページ
現在の文教堂書店の株価と株主優待情報(Yahoo!ファイナンス)

★常時10%5%OFF&送料無料 ベネフィット・ワンの株主優待

9/14追記:当初の割引率は10%でしたが、2007年8月1日より5%にダウンしているそうです。この記事では、当初10%と書いていましたが、以下5%に訂正したものに差し替えます(情報ありがとうございました:andalusiaさんschtarkさんbull2さん
 はてなブックマークのコメントからの情報です(andalusiaさん、ありがとうございます)。文教堂を超えるサービスです。5%OFFで、クレジットカードでネット購入できて、さらに送料無料だそうです。
 これを提供しているのは福利厚生のアウトソーシング事業を提供しているベネフィット・ワンという会社。人材派遣でおなじみのPASONAグループの一社です。
 ベネフィット・ワン(銘柄コード2412)の株主優待では、提供している福利厚生を株主優待として利用できます。そのうちの一つが「ベネフィット・ブック・ストア」で、なんと書籍がネット注文で1点から送料無料、定価から5%OFFになるそうです。もちろんクレジットカード決済ができますから、上で紹介したANA-VISA+マイ・ペイすリボで買えばさらにお得になります。
 コメントでいただいた情報によれば、ベネフィット・ブック・ストアの運営を委託されているのは、株式会社ブークス(boox)。booxはオンライン書店シスコストア(booxというブランドもあり)があり、ベネフィット・ブック・ストアはこのシステムを使っているようです。残念ながら非会員はサイトを見ることができません。
 ベネフィット・ワンの株価は、2007年9月13日の終値で90,000円。株主優待は以下の通り。
・株式1単元:スタンダードコースA(こちらでベネフィット・ブック・ストアが使えると思われる)
・株式10単元:ゴールドコースB
ベネフィット・ワンの最新の株価はこちらから
 なおベネフィット・ワンでは、企業に福利厚生を提供しています。もしあなたがお勤めの企業が、ベネフィット・ワンと契約しているようであれば、5%OFFのベネフィット・ブック・ストアを利用できます。会社の福利厚生のパンフレットをよく見直してみましょう。また一部の企業では、自社の株主優待にベネフィット・ワンのサービスを使っているので、株主優待の情報ページもチェックしてみてください。
●参考となるブログ
本・CD・DVDコンシェルジュのブログ ベネフィット・ブック・ストアの担当者ブログ。現在の記事は1本のみだが10%OFFと送料無料の説明がある。ただし8月1日から割引率が変更されており、実際の割引率は5%になる
ベネフィット・ブック・ストア ベネフィット・ブック・ストアの利用者の記事
ベネフィット・ワンで10%オフで本を買う 福利厚生としてベネフィット・ワンを利用している方の記事

当初、ベネフィット・ブック・ストアは10%割引でしたが、さすがに苦しかったようで5%OFFに割引率がダウンしています(2007年8月1日より)。それでも、その場で5%OFFになってクレカ購入、1点から送料無料というのは見事だとおもいます。利用できる方は、積極的に活用すべきでしょう。

★首都圏ならルミネカードで5%割引、キャンペーン時はなんと10%割引

 ツッコミでabeさんから、またはてなブックマークでも情報をいただきました。ありがとうございます!
 JR東日本系列のデパート・ルミネでは、ルミネカードを発行しています。このルミネカードでは、ほとんどの買い物で引き落とし時に5%割引となります。これが書店で使える場合もあるんですね。新宿ルミネに入っているブックファーストも有効だそうです。
 さらにキャンペーン時は、なんと10%OFF。新刊書籍がいきなり10%OFFとなります。ただし一部の書店では、ルミネカードの割引が効かない模様。もう少し情報をまとめてから掲載します(abeさん、ありがとうございました)。
ルミネカード ルミネカードはいつでもオトク
10%OFFキャンペーンの情報
↑次回は2007年9月14日から17日まで。1年に6回ほどあるそうです(情報ありがとうございます:quiznosさん
ルミネの割引情報はこちらのサイトでも詳しく紹介されています。↓
本を安く買う方法(サラリーマンの自由研究)

★やっぱりamazon?それならEdy利用がお得

 なんだかんだ言っても、結局使い慣れたamazonで買っちゃうよという人は、電子マネーEdy経由での決済がおすすめ。amazonは2007年からEdy決済に対応しており、ANAマイレージクラブに対応したEdyであれば、200円につき1マイルが付きます(キャンペーン時は100円につき1マイル)。もちろんamazonポイントも別に付くので、ダブルでお得になるわけです。
 クレジットカード経由で買うよりも、クレジットカード→Edy→Amazonとしたほうが、ちょっとだけ得になります。ただしamazonでEdyを使うには、以下のいずれかが必要です。
・パソリ(PaSoRi:EdyカードをUSB経由でPCに接続するリーダー・ライター)
・VAIOなどにあるパソコン内蔵のFelicaポート
・おサイフケータイ
 この情報はツッコミでonukiさんからいただきました。amazonのEdy決済については、下記の記事が参考になります。
Amazon.co.jp、電子マネー「Edy」による決済を開始(インターネットWatch)

★サイトのない人向け:クレジットカード+amazon

 各クレジットカード会社では、amazonをクレジットカード会社で決済することで、クレジットカードのポイントがアップするサービスを提供しています。たとえば三井住友VISAカードを例に取ると、
「もれなくポイント5倍 amazon.co.jpでお買い物キャンペーン」
このキャンペーン(終了期限は未定)が行われています。キャンペーンの概要は、三井住友カードを作成した上で、

・三井住友VISAカードのオンラインサイトにログイン
・そこからamazonへジャンプして購入
・三井住友VISAカードのポイント(ワールドプレゼント)が5倍になる
・通常のポイント1%+ボーナス4%
・さらにamazonの「amazonポイント」も獲得できる

このようなシステムで、おおむね5%前後の割引に相当すると考えられます。ただし三井住友VISAカードのボーナスポイント(4%)は、上記のANA-VISAカードのマイルには移行できません。ANAマイルに移行できるのは通常のポイント(1%)のみなので注意が必要です。
 他のクレジットカードでも同様のサービスがあるはずですので、あなたのクレジットカードのオンラインサイトをよく確かめてください。

★5%ポイントでQUOカードや旅行券:boox(ブークス)

 ブークスは2005年からスタートしたオンライン書店。注目はポイントサービスで、本・雑誌・CD・DVDのすべてで、5%のポイントが付きます。このポイントは1ポイント=1円相当で、JTBの旅行券やコンビニで使えるQUOカードと交換できます。現金換算でもおおむね5%弱と考えていいでしょう。アフィリエートや株主優待などの「奥の手」を使わずに、誰でも5%お得になりますから、注目すべきサービスでしょう。またブークスでは、1アイテムから送料無料。400円の文庫本1冊だけ買っても、送料はかかりません。
詳しくはこちらのサイトをご覧ください。
シスコストア

 booxは先進のオンライン書店ビジネスとして注目されている企業です。いわば「オンライン書店の卸」的な存在で、有名企業の書籍販売サービスに対してシステムを提供しています。たとえばクレジットカード系では三井住友カード、東急カード、ジャックスなど。これらの会社は自社の冠を付けたオンライン書店を持っていますが、実はシステムはすべてbooxのものなのです(提携リストはこちら)。booxのビジネスモデルについては、下記の記事が参考になります。今後のオンライン書店ビジネスを占う上で、booxの今後に注目です。
オンライン書店の第2世代に切り込むブークス(CNET)
なおこのネタは、はてなブックマークのコメントのandalusiaさんから頂いています。

★学生なら生協で買う:常に5%か10%引き

 常套手段ではありますが、大学の生協なら5%割引、もしくは10%割引で新刊書籍を購入できます。学生さんは面倒な方法を使うより、生協で買っちゃった方がいいでしょう。

★懐かしの「愛読者シール」で雑誌社からキャッシュバック

 こんな方法、すっかり忘れていました。雑誌には愛読者シール(三角形のキリトリ線があるヤツですよね?)なるものがあって、一部の出版社ではそれを送り返すことで、価格の一部をキャッシュバックしてくれます。たぶんン十年の歴史があるキャッシュバックシステムですよね。
 この情報を頂いたのは「BUBKA」でおなじみのコアマガジン社のWeb事業部ブログ「コアニュース」さんから。コアニュースの【問題提起・報道】本を安く買う方法【裏技】によれば、コアマガジンと白夜書房で6%、%はわからないもののデータハウスさんにもあるとのことでした。アナログな方法ながら、雑誌をほぼ毎月買う人には見逃せませんね。再販制度とのからみについては、記事の最後に書いてみます。
 コアマガジンさんのブログはとても面白いので、出版関係者ならずとも注目です。ぜひRSSリーダーに登録しておきましょう(持ち上げてみました、仕事くださいww)
コアニュース-コアマガジンのサブカルチャーニュースサイト

★図書券をチケット屋で購入

 街のチケット屋では、図書券を2~3%引きで購入できます。多くの書店は図書券でおつりをくれますので、3%以上の還元率になることもあります。

★3%前後でよければいくつか方法あり

 ビックカメラにある書籍なら、ポイントカード経由でおおむね3%程度のポイントが付きます。なおオンライン書店のbk1のブリーダープログラム(アフィリエイトのようなもの)は3%程度の報酬がありましたが、2007年7月に廃止されているため利用できません(バリューコマース経由が存在:下記参照)。

★1万円まとめ買いなら1,000ポイント還元:bk1

 StarChartLogさんの記事によれば、bk1では1万円まとめ買いで、bk1のギフト券1,000円もしくは1,000ポイントがもらえるそうです。キャンペーンではありますが、ほぼ常時行われているとのこと。詳しくは下記の記事をご覧ください。
bk1では10000円以上購入で1000ポイント還元(StarChartLog)
boopleでも5000円以上購入で500ポイントプレゼント

★バリューコマース+bk1で最低6%お得。それ以上も

 アフィリエイト利用の割引テクでは、バリューコマースを使った方法もあるそうです。アフィリエイトのバリューコマースと契約し、オンライン書店の古参・bk1から自己買いすることで最低でも6%お得になる模様。下記のサイトにとても詳しく書かれていますので、ぜひ参考にしてください(トラックバックを頂きました)。
最低でも6%、条件次第で15%以上、本を安く買う方法(ただしブログやホームページ所有者限定)
本を安く買う:バリュコマ版?

★楽天利用の超ディープ技:12%オーバー?

ツッコミ(コメント)で頂きました。何やらWebMoneyをRMT販売系のサイトで安く購入し、それを楽天へ移して‥という中々濃いテクニックだそうです。12%お得になる模様。詳しくはこの記事のツッコミ(コメント)をご覧ください。

★楽天+A8の方法はNGに

 楽天ブックスとアフィリエイトのA8.netの自己買いを使うことで、以前は還元率が6%を越えていました。ただし2007年2月1日から報酬率が下がっており、現在は2%しかありません。残念ながらお得とは言えないようです。

★「本屋さんカード」6%の割引ワザは無効に

 オンライン書店として営業していた「本屋さん(株式会社本屋さん)」では、イオンカードが発行している「本屋さんカード」を使うと、購入額の6%が還元されるという前代未聞のサービスがありました。しかし残念ながら会社自体が事業を停止してしまったようで、サーバーも停止状態。このワザは使えなくなっています。
本屋さんカード会員さまへ(イオンカード)

再販制度と割引:難しいなあ

 本を安く買うワザに、こんなに多彩な方法があるとは驚きました。この記事アップ当初は、後半の「その他の方法」が貧弱だったんですが、皆様からの情報を頂いて3倍以上の量に増えています。(みなさま情報提供ありがとうございました)。
 中には裏ワザ的なものもいくつかありますが、大半は正規ルートの割引を利用するものです。再販制度があるはずの新刊書籍・雑誌で、こんなに必死になって書店側が割引をしようとしているのは、なぜなのでしょうか。単純に「売り上げが欲しいから」なんでしょうか? 私の地元にある小さな書店(たぶん個人経営)ですら、ポイントカードを導入しています。「再販制度死守!」と叫んでいるはずなのに、実態はこの記事の通りです。
 特にオンライン書店の競争は厳しく、打倒amazonを狙って、Yahoo・楽天などの大手から、ここで紹介したbooxなどのベンチャー系も参入してきています。ここが謎なんですが、書籍販売ってそんなに儲かる商売なんですか? これほど利幅の薄い商品はないのに、各社が必死になって参入・競争している理由がどうしてもわかりません(識者の方、ぜひ教えてください)。
 こうなっちゃうと、リアル店舗の書店は危ないと思われる方も多いでしょう。でも私の個人的感触からすると、ネット書店によるリアル店舗の書店への影響って微々たるものかなあと思います。


私自身も、本を選ぶのはやっぱり書店です。ほとんどの場合、そのリアル店舗で買っちゃいます。その上でシリーズ物だから続きが欲しいとか、好きな著者だから揃えたいという場合に、boopleなどのオンライン書店を利用しています。
 リアル店舗の書店が苦労している理由は、オンライン書店からの影響というより、本自体が売れなくなっていることが原因なのではないでしょうか。
 なおLinkShareへの申し込みと、boopleの提携審査の方法、ブログなどへのコードの貼り付け方法は、こちらをどうぞ。 本を安く買う後編:リンクシェア+boople申し込み

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ITジャーナリスト・三上洋



セキュリティ、携帯電話・スマートフォン、携帯電話料金、ライブメディアのライター・ジャーナリスト。文教大学情報学部非常勤講師
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