PLCがパブリックコメントに。反対する人は要注目!

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PLC=高速電力線通信の話題、2回目です。新聞やYahoo!などが

「コンセントでネット接続、来秋にも実用化…総務省合意」

なんて報道していますが、あれ限りなくウソに近い話。総務省がコメントしたか、推進側のメーカーがコメントした内容をまんま流しているだけで、裏打ち取材のない報道です。どこぞが出したアドバルーンかもしれません。

話はまったく逆なんです。「合意できなかったからパブリックコメントで強行!」が正しい報道です。IT Proの記事を見てください。

【続報】4年かかった電力線通信実用化,推進・反対派両者の折り合いつかずに決着

ごくおおまかにまとめてみましょう。

PLCについては短波ラジオに雑音が混じったり、電波天文に影響を与えるため、「どのような基準で雑音を抑えるか」という問題で実用化が遠くなっていました。今年5月から再開した総務省の「高速電力線搬送通信に関する研究会」でも、この点が何度も議論されたのですが結論は出ないまま。PLCを推進したいメーカー&電力会社側と、雑音防止のために規制値を高くしたい短波ラジオ・電波天文側が対立していたのです。

2005年10月4日に行われた研究会も紛糾し、なんと結果は「物別れ」。PLC推進派とPLC規制・反対派では、基準とする測定方法がまったく異なり、議論にならなかったのです。座長となった東北大学電気通信研究所の杉浦行教授も「サジを投げた」形です。
ではどうするかと言うと、パブリックコメントにかけることになりました。杉浦行教授ら4人の有識者で構成する作業班が作成した報告書素案がベースで、そこにパブリックコメントを付けることになります。

パブリックコメントの開始は10月半ばの見込み。短波帯に関係のある人は、必ずチェックして自分なりの結論を出し、パブリックコメントに参加しましょう。ちなみにベースとなる報告書素案は、推進側と規制・反対側の中間的な値のようで、どちらも納得していません。

パブリックコメントってどうやるの? 報告書素案はどんな内容なの? ってお話は、できるだけ早くここで取り上げます。

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ITジャーナリスト・三上洋



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