PLCアダプターをモニターに無料配布:電力系プロバイダー

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電力系プロバイダーが、PLCアダプターを抽選で無料配布するというリリースが飛び込んできました。

ケイ・オプティコム他で実施。200台無料配布

PLCアダプター
「高速PLCトライアル」として電力系NCC6社が行うもので、抽選でモニターに選ばれた方には、13日に発表された松下電器のPLCアダプタースタートパック「BL-PA100KT」が送られるそうです。

モニター終了後は、返却の必要はなく、そのままプレゼントになるそうです。
モニターだけならわかるんですが、無料配布しちゃうってのが驚きです。

リリースによればユーザー向けにPLCアダプターを抽選で無料配布し、「PLCについて、試験環境下では得られなかった、お客様のニーズやご利用方法、実利用環境における課題等を調査するため、NCC各社のサービスにご加入いただいているお客様を対象に実施」するとのこと。

台数は不明ですが、電力系大手のケイ・オプティコムを例に取ると200セットの配布だそうです。

PLC推進陣営の強引な普及戦略

ずいぶん派手に配りますな。電力系プロバイダーが、松下電器から格安でPLCアダプターを買いとったか、ことによると普及のために松下がタダ同然で配ってしまっている可能性もあります。
PLC高速電力線通信を、無理矢理(?)普及させようという考えでしょう。13日の松下発表会から始まって、その後にわかったアイ・オー・データのPLCアダプターの報道向け内覧会(20日からの週にあるようです)、さらには電力系NCCによるPLCアダプタープレゼントと、立て続けに攻勢をかけてきています。

既成事実になると困るので、訴訟を早めたほうがいいのかもしれません。

該当する方はぜひ応募してテストを!

電力系プロバイダーに入っていらっしゃるかたは、ぜひ応募してください。そして実際にテストしてみて、どの程度ノイズが出るのか、電波公害にならないのか調べてみてはいかがでしょうか。

とりあえず、高速PLCトライアルのリリースを貼っておきます。
先に各社共同のプレスリリース、その後にケイ・オプティコムの200台モニターのリリースを貼ります。

===以下 引用===

PLC共同プレスリリース

中部テレコミュニケーション株式会社
株式会社ケイ・オプティコム
株式会社エネルギア・コミュニケーションズ
株式会社STNet
九州通信ネットワーク株式会社
沖縄通信ネットワーク株式会社

平成18年11月14日

電力系NCC6社による、高速PLCトライアルの実施について

~高速PLCモデムをプレゼント~

中部テレコミュニケーション株式会社(以下「CTC」、取締役社長 森夲 正/本店 名古屋市中区)、株式会社ケイ・オプティコム(以下「ケイ・オプティコム」、取締役社長 田邉 忠夫/本社 大阪市北区)、株式会社エネルギア・コミュニケーションズ(以下「エネルギアコム」、取締役社長 佐藤 稔/本社 広島市中区)、株式会社STNet(以下「STNet」、代表取締役社長 落田 実/本社 香川県高松市)、九州通信ネットワーク株式会社(以下「QTNet」、代表取締役社長 豊島 令隆/本店 福岡市中央区)ならびに、沖縄通信ネットワーク株式会社(以下「OTNet」、代表取締役社長 加屋本 靖/本店 沖縄県那覇市)の電力系NCC6社は、高速PLC(※)に関するお客様のニーズやご利用方法などを調査する、高速PLCトライアルを平成18年11月14日(火)~平成19年3月31日(土)の間、実施することといたします。

本トライアルは、本年10月4日の総務省令改正により一般家庭においても利用が可能となった高速PLCについて、試験環境下では得られなかった、お客様のニーズやご利用方法、実利用環境における課題等を調査するため、NCC各社のサービスにご加入いただいているお客様を対象に実施します。
本トライアルに必要となる高速PLCモデムは、「HD-PLC」方式に基づくものを利用し、トライアル終了後にご協力いただいたお客様へそのままプレゼントいたします(「HD-PLC」の概要につきましては、別紙をご参照ください)。
本トライアルに関するお客様へのご案内は、本日以降、準備が整い次第、NCC各社のホームページ等で行う予定です。

高速PLCは、家庭内へ引き込まれた光ファイバーの先につながる「高速宅内ネットワーク」の担い手として期待も高く、本トライアルの結果をもとに、今後、NCC各社においてサービスへの適用などの検討を行ってまいります。

また、この他にも、CTC、ケイ・オプティコム、エネルギアコム、STNet、QTNetおよびOTNetでは、お客様のメリットを第一に考え、より多くのニーズにお応えできるよう、サービスの充実を図ってまいります。
以 上

高速PLC(Power Line Communications)は、家庭内の電気配線を使って通信する新しい通信方式です。
この方式を使えば、新たに配線をすることなく電気配線さえあれば家庭内にLANを構築することができるようになります。また、将来はテレビなどの家電製品などにも組み込まれる事が予想されており、ホームネットワークの有力な担い手としても期待されています。
<参考:各社の概要>

中部テレコミュニケーション株式会社
(1)取締役社長:  森夲 正
(2)所在地:    愛知県名古屋市中区栄2丁目2番5号
(3)設立年月:  1986年6月
(4)主な事業内容: 電気通信事業法に基づく電気通信事業
(5)資本金:    388億1648万円(中部電力100%出資)
(6)URL:    http://www.ctc.co.jp

株式会社ケイ・オプティコム
(1)取締役社長:  田邉 忠夫
(2)所在地:    大阪府大阪市北区西天満5丁目14番10号
(3)設立年月:  1988年4月
(4)主な事業内容: 電気通信事業法に基づく電気通信事業
(5)資本金:    330億円(関西電力100%出資)
(6)URL:    http://www.k-opti.com

株式会社エネルギア・コミュニケーションズ
(1)取締役社長:  佐藤 稔
(2)所在地:    広島県広島市中区小町4番33号
(3)設立年月:  1985年4月
(4)主な事業内容: 電気通信事業法に基づく電気通信事業および情報処理事業
(5)資本金:    60億円(中国電力100%出資)
(6)URL:    http://www.enecom.co.jp

株式会社STNet
(1)代表取締役社長: 落田 実
(2)所在地:    香川県高松市春日町1735番地3
(3)設立年月:  1984年7月
(4)主な事業内容: 電気通信事業法に基づく電気通信事業
(5)資本金:    100億円(四国電力100%出資)
(6)URL:    http://www.stnet.co.jp

九州通信ネットワーク株式会社
(1)代表取締役社長: 豊島 令隆
(2)所在地:    福岡県福岡市中央区天神1丁目12番20号
(3)設立年月:  1987年7月
(4)主な事業内容: 電気通信事業法に基づく電気通信事業
(5)資本金:    220億2000万円
(6)URL:    http://www.qtnet.co.jp

沖縄通信ネットワーク株式会社
(1)代表取締役社長: 加屋本 靖
(2)所在地:    沖縄県那覇市東町4番地1
(3)設立年月:  1996年10月
(4)主な事業内容: 電気通信事業法に基づく電気通信事業
(5)資本金:    7億円
(6)URL:    http://www.otnet.co.jp

<本件に関するお問い合わせ先>

【一般のお客様】
中部テレコミュニケーション株式会社 コミュファ コンタクトセンター
0120-218-919  (フリーコール)

株式会社ケイ・オプティコム eoサポートダイヤル
151  eo光電話から(通話料無料)
0088-240-017  固定電話、携帯電話、PHSから(通話料無料)
050-7105-6333  eo-netフォン、他社IP電話

株式会社エネルギア・コミュニケーションズ お客さまセンター
0120-933-039  (フリーコール)

株式会社STNet ピカラサービスセンター(PLCモニター窓口)
0120-459-920 (フリーダイヤル)
受付時間 9時 ~ 17時(平日)

九州通信ネットワーク株式会社 お客さまセンター
通話料無料 0120-86-3727
受付時間 9時 ~ 20時(年中無休)

沖縄通信ネットワーク株式会社 営業部 コンシューマ営業課
0120-944-577  (フリーコール)
受付時間 9時 ~ 17時(平日)

<HD-PLCの概要>

1.「HD-PLC」とは

・「HD-PLC」は松下電器産業㈱が提唱する高速電力線通信方式の名称です
・「HD-PLC」には、松下電器製高速PLCチップを搭載しております
・「HD-PLC」方式の製品同士であれば、異なるメーカーの製品でも相互に通信することができます
・「HD-PLC」方式の製品同士であれば、同一電力線下に複数の「HD-PLC」ネットワークを共存させることができます
 ・「HD-PLC」方式の製品には下記のロゴが表示されます
・「HD-PLC」は商標です

2.「HD-PLC」モデムの特長

 ・「HD-PLC」モデムのリンク速度は、最高190Mb/sで、一般家庭におけるスループット(実効速度)は、10Mb/s~70Mb/s程度です
 ・「HD-PLC」モデムは1台の親機と1台以上の子機で構成され、「HD-PLC」モデム間の通信は認証が完了していないと出来ないようになっております
・「HD-PLC」モデムの親機と子機の認証は、「HD-PLC」モデム本体のボタンを押すだけで設定が可能です
・親機と子機の認証設定がパソコン不要で簡単に行え、セキュリティに守られた通信が可能となります
 ・コンセントに親機と子機をそれぞれつないでから、通信可能になるまでの準備時間が短く、ストレスを感じません

3.「HD-PLC」ロゴの入った高速PLC対応機器メーカー

 ・パナソニック コミュニケーションズ㈱(Panasonic)
 ・松下電工㈱(National)
 この他、複数の国内メーカーで製造が予定されています

===引用終了===

===引用開始===

ケイ・オプティコムにおける高速PLCトライアルの概要

1.応 募 期 間 : 平成18年11月14日(火)~平成18年11月30日(木)
2.対   象 : eo光ネット(ホームタイプ/マンションタイプ)をご利用のお客様
3.応 募 受 付 : 専用ホームページ(http://eonet.jp/plc/)からのみ受付
4.応 募 方 法 : eonetID(http://id.eonet.jp/)※を取得していただき、eo会員専用ページにログインして、簡単なアンケートにお答えいただくと応募完了
5.モニター数 : 200名(応募者多数の場合は、抽選となります)
パナソニック コミュニケーションズ㈱(Panasonic)製HD-PLC:100名
松下電工㈱(National)製HD-PLC:100名

※ケイ・オプティコムが提供する「eonetシアター/PC」、コミュニティサイト「eo WiSH」、「eo blog」等のサービスをご利用いただく場合も、異なるID/パスワードを用いるのでは無く、同一ID/パスワードでご利用いただくことが可能となり、複数のIDを管理する必要がなくなります。

*モニター当選者の発表は、発送をもって代えさせていただきます。
*当選されたお客様は、一定期間ご利用いただいた後、アンケート調査にご協力いただきます。

===引用終了===
ちなみにメディア向けには、11月下旬の予定でPLCアダプターがテスト用に出回るようです。13日の発表会で、かなりのメディアがテストを申し込んでいました。


メディア向けと今回のプレゼントを合わせるとかなりの台数が出ると思われ、すでに数千台の単位でPLCアダプターが生産されていると考えてよさそうです。予想外にスピードが早く、ちょっと驚いています。

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ITジャーナリスト・三上洋



セキュリティ、携帯電話・スマートフォン、携帯電話料金、ライブメディアのライター・ジャーナリスト
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