締切直前!10分で出来るパブリックコメント提出


PLC高速電力線通信に対するパブリックコメントは、週明け月曜日の11月21日午後5時が締切りです。忙しくてとても出せないよ、難しくてよくわかんないよ、という人のために、超簡単パブリックコメント提出法をまとめましょう。

パブリックコメント連名提出に参加する

もっとも単純簡単な方法は、アマチュア無線家の熊谷さん(JE1CKA)が発表されているパブリックコメントに連名として参加する方法。パブリックコメントでは連名提出が認められており、総務省では連名でも人数をカウントして発表します。実質的に、自分で反対意見を提出するのと同じことになります、
熊谷さんのパブリックコメントを読んで賛同する方は、熊谷さんあてにメールを送ってください。アマチュア無線家でなくても参加できます。熊谷さんあてに出すメールの締切りは、11月21日15時です。くわしくは熊谷さんのサイトをご覧ください。

パブリックコメントへの連名のお願い(クレージーこんてすたーズ)


PLCパブリックコメント(案)(クレージーこんてすたーズ)

コピペで超簡単作成

ネット上でたくさんのPLCパブリックコメント例が発表されています。それをコピー&ペーストで借りて、自分のパブコメを作ってみましょう。参考となるのは
PLC全体・及びラジオ受信者としての意見例:PLC問題を考える(ラジオNIKKEIブログ)
ラジオ受信者としての意見例:NDXC BLOG
アマチュア無線家としての意見例:クレージーこんてすたーズ (Crazy Contesters)
天文関係者としての意見例:SF作家・野尻抱介氏の掲示板「野尻ボード」:野尻抱介 PLCパブリックコメントについて
天文関係者としての意見例:【最終局面を迎えた電力線通信・実用化「再」論争の真実】(4)「学術研究の妨げになる」(国立天文台・近田義広教授):IT Pro
などのサイト。このほかのパブリックコメントは当サイトで以前にまとめたパブリックコメント事例集か、アマチュア無線のニュースサイト「JH3YKV’s Amateur Radio News」の以下の記事にあるリンクをたどってください。
●総務省「高速電力線搬送通信と無線利用との共存条件案に係る意見の募集」(JH3YKV’s Amateur Radio News)
これらのサイトにある意見をお借りして、自分なりにアレンジして出せばよいでしょう。メールの出し方や記入方法は、下記をご覧ください。
高速電力線搬送通信と無線利用との共存条件案に係る意見の募集:意見提出要領

自分なりの意見をまとめてみる

もう少し時間があるのなら、上記のサイトや案のPDFを見ながら自分の意見をまとめてましょう。余計なアドバイスかもしれませんが、書き方のポイントをまとめます。

★長くなるようなら必ず概要を

1,000文字以上は概要を付けることになっていますが、それ以下でも先に概要を付けるべきです。読むのは忙しい総務省の官僚さん。決して電波の技術に詳しいわけではありません。素人にもわかりやすい概要をまとめましょう。

★「起承転結」ではなく、結論を先に

パブリックコメントは企画書や論文とは違い、意見をストレートに出すためのもの。起承転結で文章として流すのではなく、先に結論を書き、その後に理由と論旨を入れるのがよいでしょう。流し読みされてもいいように、結論を先にハッキリと書くことが重要です。

★意見と逆の前提・仮定を書かない

文章の書き方として、先に一般論や仮定を書き、それを否定する形で自分の意見を書くという方法がよく使われます。


たとえば「PLCの普及に反対するものではないが…」「社会的弱者救済としてのPLCには理解できるが…」と書いて、その後に反対論を書く方法です。
これは文章としては読みやすくても、意見提出には向いていません。このような表現があると「条件付き賛成」とみなされる可能性があるからです。反対意見を出すなら、中途半端な賛成の表現をせず、ストレートに反対であることだけを書くべきです。

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ITジャーナリスト・三上洋



セキュリティ、携帯電話・スマートフォン、携帯電話料金、ライブメディアのライター・ジャーナリスト。文教大学情報学部非常勤講師
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