[PLC高速電力線通信って何だ?/PLC最新情報] / 2006-12-02 (土) 17:15:00

ビデオ速報:これがPLCの雑音だ!松下PLCアダプター実験

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12月5日追記
毎日新聞が、PLCに対する行政訴訟を取り上げています。電力線通信に対する行政訴訟の詳細については、熊谷さんによるクレージーこんてすたーズこちらのカテゴリをご覧ください。

松下電器のPLCアダプターを入手しました。メディア向けのテクニカルサンプルとして貸し出されているものです。詳細は週明け、月曜日か火曜日にまとめますが、とりあえず短波ラジオを使った実験のビデオを公開します。
なお実験中の暫定的なものですので、今後条件次第では良くも悪くもなる可能性があります。あくまで一時的な報告であることをご承知ください。

PLCビデオ実験の条件

条件は以下の通りです。まずPLCアダプターの状態から。
・3DK、面積60平方メートルのマンションの一室でテスト
・親機(マスター)と子機は物理的に10mほど離す
・部屋は2つまたいだ状態、壁コンセントにそれぞれ直結
・電源ラインの長さでは20m程度ではないかと思われる
・充電器やACアダプターなどをすべて排除した状態に
・FTPで54MBのファイルを転送する
・この状態でのスピードは、おおむね19Mbps程度

PLCを使う上での理想的な状態にして実験しています。
次にラジオ部分の条件です。
・市販の短波ラジオをPLCアダプターの横に置いてテスト
・短波放送が行われている17MHz帯の海外放送を受信
・比較的弱い電波(5段階で3~4程度の強さ)を受信
・音声はデジカメによるものなので、録音状態はよくない
・窓際にラジオを置き、ベランダに電線2mを張って簡易アンテナとして使用

以上の状態です。1分ほどのビデオをご覧ください。デジカメ撮影で音が小さいので、ボリュームを一杯してくださいませ。
緑のランプが点滅している状態がPLCでのファイル転送中です。



結構すごいノイズです。放送の内容がまったく聞き取れなくなっています。PLCでのファイル転送が終わった途端、元の静かな状態に戻るのがわかると思います。ザーというノイズが際立っています。これでは、海外放送はまともに聞けません。
なおこの実験では、撮影のためにPLCアダプターの真横にラジオを置いています。実際は真横だけではなく、マンションの一室全体でノイズがあります。他の部屋でも、ベランダに出ても、短波ラジオにノイズがのってしまっています。

ノッチがない周波数帯は全滅か?

松下のPLCアダプターには、ラジオNIKKEIとアマチュア無線帯にフレキシブルノッチというものがかけられており、この周波数帯は利用しないようになっています。まだ実験途中ですが、この周波数帯は確かにノイズが少なく、PLCでのファイル転送中でもラジオNIKKEIも問題なく受信できています。アマチュア無線機でのテストはまだ行っていませんのでわかりません。
少なくともフレキシブルノッチのおかげで、ラジオNIKKEIはちゃんと聞けるようです(暫定的報告ですが…)。それに対して、ノッチのない他の周波数帯は全滅状態。
メーターが振り切れる強力な電波であれば大丈夫ですが、少しでも弱くなるとノイズが混じって聞き取れなくなります。短波放送ファンや天文関係者にとっては天敵となりそうです。以後、実験を続けます。週明けの月曜日か火曜日にまとめて報告します。
繰り返しますが、この実験は暫定的なものです。他の実験をすることで、異なる結論になることもありますのでご承知おきください(実験にあたり、フリーライセンスラジオのファンである、ふくおか8774さんにご協力をいただきました。ありがとうございます)。

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